RSNA 2009

期日:2009年 11月29日〜12月4日

場所:シカゴ,McCormick Place

 

Education Poster

Extraction and Visualization of Pulmonary Physiologically Relevant Parameters from Breathing Chest Radiographs: Imaging Procedures, Data Analyses, and Display Methods

R. Tanaka, S. Sanada, M. Fujimura, et al.

Measurement of signal-to-noise ratio of clinical MR images in both 1.5 and 3.0 Tesla parallel MR imaging

N. Hayashi, et al.

 

■ 学会報告

RSNA2009のテーマは,「Quality Count」.なんだか訳しづらいのですが,「品質論点」といったところでしょうか.「品質維持および向上のための管理や計測について」と解釈しました.恒例の大会長講演では,「Patient centered radiology(=患者中心の放射線医療)」の実現を目指すべきである,という内容でした.

フォーカスが,技術から人に移っている印象を受けました.

←オープニングセッションの様子

 

今年はEducational Exhibit(電子ポスター)での発表でした.FPDによる胸部X線動態撮影の撮影法,画像解析法,効果的な表示方法,などを解説しました.

残念ながら受賞は逃しましたが,RSNAの機関誌の1つ「Radiographics」から論文投稿のInvitationを受けました.とても光栄なことです.これをモチベーションに論文執筆に励みたいと思います.

←電子ポスターのトップページ

 

研究室OBの林則夫君も,Educational Exhibit(電子ポスター)での発表でした.臨床業務をしながら,毎年RSNAに演題を通し続けている彼には,敬意を表したいです.それでは,林君,コメントをお願いします.

「(コメント準備中)」

←電子ポスター前にて(研究室OB,林則夫)

機器展示ブースでは,感動的なドラマがありました.この写真のタイトルは,「あの2001年初参加から8年後...世界を駆けめぐるビジネスマン&研究者としてRSNA会場にて再会!」としたと思います.写真の左から,研究室3期生・森岡茂晃氏(現在:フィリップスドイツ勤務),私,研究室2期生・田中利恵(現在:助教),ボスである真田先生です.背景の装置は,森岡君が開発を担当したFPD装置です.中国などのアジア市場で今後大ヒット商品となる予定です.

←フィリップスブースにて

突然ですが,今年も郊外にショートトリップしてきました.左は,イタリアンビーフサンドイッチです.吉○屋の牛丼のアメリカ版といってよいでしょう.デフォルトで「つゆだく」なので,ベースのパンはもうぐちゃぐちゃです.今から○十年前,真田先生のシカゴでの過酷な研究生活を陰で支え続けた一品だったりします.
この写真のタイトルは「至福のひととき」.本当に幸せそうでした.

そして,たまたまなのですが,道中,RSNA本部ビルに寄り道しました.ちょっと感激!!思わず看板の前で記念撮影しました.RSNAのメイン機関誌である「Radiology」には,未だかつて論文がアクセプトされたことがありません(投稿したことはあるんだけどね...).RSNA本部ビルに行き着いたのも何かのご縁!?何かの啓示?Radiologyへの論文掲載を,田中の次なる目標にしたいと思います.

さてさて,1週間にわたる学会ですが,あっと間でした.名残惜しいが,日本に帰って仕事しなくちゃ.シカゴの美しい夜景よ,しばしのお別れです.第2の故郷に来年も来るぞ!この思いをモチベーションに,また1年がんばりたいと思います.(文責:田中)

←シカゴ川の夜景

 


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